桜宮高体罰元教諭に指導依頼 市立中の元バスケ部顧問2人を戒告処分
産経新聞 2015.3.11 07:40
大阪市立桜宮高校バスケットボール部の体罰事件で有罪が確定し懲戒免職となった男性元教諭(49)に生徒を指導させたとして、市教委は10日、市立中学校2校のバスケ部顧問だった42歳と36歳の男性教諭2人を戒告処分とした。2人は市教委に「軽率な行動だった」などと反省の言葉を述べているという。
また42歳の教諭の上司にあたる男性教頭(53)も教諭から報告を受けたにもかかわらず、校長への報告を怠ったとして戒告処分とした。
元教諭は2月、別の市立中学校のバスケ部で指導に招かれていたことが発覚。市教委はこのバスケ部の元顧問教諭を戒告処分にするとともに全校調査し、新たに今回の2件を把握した。
市教委によると、42歳の教諭は平成26年5月〜27年1月に校内で計4回、36歳の教諭は昨年8月に校外で、それぞれ元教諭によるテーピング指導を部員に受けさせた。教諭2人は、学校側に無断で指導を依頼していた。